直島は歴史の島だった。 - 2014ゴールデンウィークの記録 -3
GW気まぐれノープラン旅二日目。
これって国鉄の頃からあったやつ?
相生から山陽線普通で岡山まで行き、マリンライナーで茶屋町へ。そこでJR宇野線へ乗り換え。
盲腸線かと思ったけれど乗客多い。みんなほぼ同じ目的地の様子。
宇野港でフェリーに乗船。宇野駅で降りた人の波はほぼこの船に吸収されていく。
デッキで20分ほど風にあたっていると、あっという間に直島に到着。
料金も290円とリーズナブル。
ゴールデンウィーク初日ということで、やはり島に訪れる人は多い。
だけどまあ、一人で来ている人はやっぱり少ないですよねー。家族連れ、カップル、美大生っぽいグループ・・・
直島は結構広い島で、フェリーが発着するエリア、役場がある本村地区、ベネッセの宿泊施設や地中美術館のあるエリア、そして関係者以外立入禁止の工業エリアがあるらしい。
過疎が進む瀬戸内の島を、アートの島として復活させた直島。
現代アートをちょっと斜めな目で見ている自分も(斜めな目で見ているからこそ)、一度訪れてみたいと思っていたのでした。
地中美術館のあるベネッセエリアは早々に諦め、「家プロジェクト」なるものがある本村地区に徒歩で向かってみたのでした。
これが現代アートか。
これも現代アートか。
「アートの島なんだ」という事前知識が強くて、思ったよりも普通の生活が営まれている島でちょっと意外に感じる。だけど大きな学校があったり、普通の街と比べても住みやすそうな感じがする。
いい雰囲気の神社がいっぱい。
とぼとぼと30分ほど歩いて、本村地区に到着。わー観光客多い!
街歩いてるだけでたのしい。
いやけどこの本村地区、家プロジェクトみたいなのがなかったとしても、歩いてるだけで面白いとても魅力的な街並みなのでした。
古い家を改装した飯処で卵かけごはんを食べて、家プロジェクト鑑賞開始。
この建物、中にでかい自由の女神があって頭おかしかった。もと歯科医院とこのと。
一番インパクトが強かったのはこれですね。アートの知識がないのでインパクトがあるとわかりやすい。
家プロジェクトを巡っている途中、丘の上に展望台のようなところを発見。そこの案内板を見ると、むかしここにお城があったという。本村地区はその城下町だったとのこと。アート作品よりも島の歴史に興味が出てきた。
興味を持たせてくれたきっかけはアートだけれど。
午後3時をまわり、どんどん人が増えてきている気がしたので、整理券が必要な南寺は諦めて次の目的地、高松へと向かう。
けどまたフェリーに乗りに徒歩で港に戻るのもやだし、バスも混んでるだろうなーと思っていると、本村にある小さい港からも高速船が出ているっぽいじゃないですか。
時刻表に書かれた時間5分前だけど船影なし
船の時間は15:30。誰も居ない小さな港で30分ほど待ちぼうけ。
「金土日のみ・高松行 15:30」という情報しかなくて、本当に船が来るのかどうかめちゃくちゃ不安だったけどちゃんと来ました。
豊島と高松を結ぶ「アートライン」という船で、金土日は直島の本村港にも寄り道するらしい。
直島で降りた人数十人、乗る人俺だけ。直島−高松1200円とフェリーの倍ぐらいのお値段。だけどまあ「船が当たり前」の瀬戸内の雰囲気にちょっと触れられた気がするので悪くない。
船タクシーなんてのもあるみたい。いつか乗ってみたい。
というわけで30分ほど船に揺られて高松に到着。記憶の中でははじめての香川県な気がする・・・(直島も香川県だけど)。
〜高松編に続く〜、たぶん。